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3月, 2022の投稿を表示しています

冬にも冬の恩恵が

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    こちらも冬のお楽しみ、クロモジ。小枝を細かく切って煮出すと最高に爽やかなフレッシュハーブティーになる。濃いめに煮出して冷やしておいて、炭酸水と割って飲むのもとても良い!この飲みかたは最近の夫の発見。でかしたぞ。ノンアル飲料としてビールにひけをとらない芳香。薪ストーブガンガン焚いた部屋で肉とか食べながら風呂上がりに飲んだらコレ、プハーって言うよ。  クロモジはいつでもあるが、この季節がいちばん香り高いような気がする。新芽の予感を内に孕んでいるからか。桜の木の枝も、花が咲く前が最も染料として優れていると聞いたことがある。ただの枯れ枝みたいなのね。その身に次の季節の色々をひっそり隠し持っているなんて。  ホワイトリカーにもつけました。右はクロモジ、左は松葉。ビンに松葉これでもかとギュウギュウ詰めて。松葉酒、爽やかです。私、冷え性治るんじゃない?!  中川村は、養命酒発祥の地でもある。元々それだけ薬草の類いが豊富ということ。うち周りでもどれだけの薬が自生していることか。知りたいと思う。でも、そのときその地の恵みをいただくことが、食即ち薬になるとも思う。だからまずは様々食べよう。美味しい、美味しいと、ありがたくいただこう。

冬のウラヤマ湧水地

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 冬の ウラヤマ。家の脇の水路沿いを分け入っていくとそこは湧水地。(夫はタンクを背負ってここまで時々水汲みに来てくれる)この日は水を汲みがてら、わさびの様子も見にみんなで行った。  もともとわさびが自生していたのを、少しずつ増やすべく手を入れている。まず第一にまわりの木を間伐して適度な日照を確保。そして湧水の流れを見ての移植。この土地に接する隣人の方々にも声をかけて、何度か集まってこの辺りも整備を重ねてきたのだ。  残雪のなかの流れ。そしてその中に、元気にいたいた。わさびちゃんたち。冬山のトーンに慣れた目に、緑が眩しい。沸々と湧き上がるこの気持ちは何。愛おしいような嬉しいような。「かわいい。」とニヤけてしまう。少しでも水流から取り残された溜まりの場所は氷に閉ざされ、わさびも絶えてしまうよう。湧水の流れさえあれば、そのあたたかさに守られて冬を超えるのだな。そよそよ揺れて。…かわいい。繰り返し呟いちゃう。  みなさん見に来てね。そして季節になったら食べましょう。葉を刻んで醤油に漬けると絶品なのだよ。