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準備諸々と、春のおたのしみ。

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 3月末日、裏のワラビ平らの草刈り&野焼き。今、ススキを刈っておかないとワラビが出ない。(出るには出るけど、思うさま出てこれない)冬の間にできずにいて、もう、駆け込み。朝から雨がしとしと降っていたので、一念発起、色々の予定を変更して午前中に二人でがんばる。傾斜の上はそのまま山なので、山火事が本当に怖いのだ。こんな雨の日でもないとおっかなくてできない。けっこう広大に刈れ、かつ焼けた。ついでに展望スペースの枝垂桜までの平らもやる。これでお花見ができるぞ。ワラビちゃんもどんどん出なさい。うちのワラビは太くてやわらかくて本当に美味しいのだ。  そして、たんぼの準備もはじまった。今年買ったわら切り機がとても調子がいいらしく、夫うれしそう。たんぼにて盛大にわら切りしておいたそのわらを、田んぼにまく。さらに炭もまく。という作業を手伝いにNさんとKちゃんが来てくれた。ありがたい!撒く炭は、先日ワラビ平らで野焼きをした際の炭と、2月のあの竹炭づくりフェスの際の炭。山になったところから袋につめて、それを田んぼまで運んで撒いてくれる。その日はちょうどハクモクレンがはなざかり。庭に設置したスラッグラインと木登りで、次男ともたっぷり遊んでいってくれ、感謝。  4月に入り、種もみも仕込む。苗から準備するのは、今年初。品種も晩稲系のものに変えた。塩水選済の種もみをいただいたので、作業としては 温湯消毒から。外で炊いた蒔でお湯を用意したので、温度を60℃にキープするのが大変だったみたい。夜中にヘッドライトをつけてこれまた夫ががんばった。そして今、 浸種期間。何℃をキープとか一日数度水を替えるとか、まさに赤子 のよう。  ひとつの作業が他の何かの準備になる。その準備のための何かがまた、他の何かに。準備諸々つながり合って。その合間に美味しいものもいただいてます。昨日の昼は、そうめんと野草各種(ウド、タラの芽、最後のフキノトウ。今とれとれのシイタケも。)の 天ぷら。タンポポの葉のヨーグルトサラダ。初採りのたけのこも、アクが抜けたので今晩には煮付ける予定。アハハ!者ども、東を向いて笑え!笑え!(初ものづくし)

我が家にヒヨコがやってきた

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  3月某日、我が家にヒヨコがやってきた。松本の養鶏場に生まれ次第という条件で申し込んだところ、思ったより早くその日が来たのだ。夫が都合をつけてとんでいき、連れ帰ってきたのは、国産赤鶏「あずさ」という種類のメスたち。ヒヨヒヨヒヨヒヨ言いながら黄色いふわふわがせわしなく動きまわっている。そして短い羽根部分を時々ぱたぱたさせる。黒くてまんまるなちいさな目。水を飲むときなんて、ついばんだのち上を向いてごっくんするのだ。想像以上のかわいらしさに、戸惑う。また守るべき弱いものがあらわれてしまった。(下の子が、ようやく育ってきたのに) (生後2日)    生後1週間くらいから、羽に白いものが混ざってきた。一丁前だ。それを大きく広げてはばたいてみたり、首をのばして育雛箱の外をのぞこうとしたり。育雛箱は、暖簾状のもので間仕切りして二部屋に分かれている。電球と(取り外せる)天井があって暖かい部屋と、天井のない運動場。人間が育雛箱を置いている部屋に入るだけで、物音を聞いて暖かい部屋から走って出てくるのだ。腹ペコなのかと思ったがそうばかりでもないようだ。水を替えたりしているこちらの手にのり腕をつたって登ってくる。あずさは品種的に「好奇心旺盛で、ひとなつこい」と言われているそう。ほんとだな。個体差もわかってきた。この子はいつも外が気になってしかたない。飛び乗りたがりに、遊びたがり。そしてみんな、くいしんぼう。  (生後25日)  外にニワトリ小屋を作っているのだが、ここは信州そして標高800m。急に10℃を下回るような朝があったり、3月だって雪も降る。ハクモクレンの咲きかけが霜でやられて茶色くなってしまったのを見るだに、かわいそうでつらい。ヒナたちの外デビューの時期はもう少し先だ。小屋はケモノ対策としてブロック2個分を埋めようということになり、まずぐるりに穴を掘ることから始めた。こどももがんばる。とはいえ飼っている人から色々話を聞くと、まさに「いたちごっこ」ではあるのだろう。人間、あなたがたのために、最善を尽くす。尽くすよ。 大工の夫が本領発揮。住み心地の良い小屋になるといい。 ここが鶏の場所になる予定。三寒四温、行きつ戻りつしかし確実に、春は深まっているのだった。今年はにぎやかになるね。